リトミック研究センター福岡第一支局


一般の方、どなたでも参加できる講習会
【2019年夏季特別講習会】
令和元年8月4日(日)「夏季特別講習会~Let’sリトミック2019~」を開催いたしました。
今年度のテーマは『リトミックで笑顔を増やそう』、講師は能塚先生と市丸先生です。福岡第一支局ではテーマに基づき、毎年2つのコースを開講しております。
今年度のAコースは「楽しいリトミック体験」です。幼稚園や保育園の先生方を中心に、リトミックの楽しさを経験していただきました。言葉や音楽に合わせること、即時的に反応することの中には、「よく聴く」「ビート(拍)を保持する」「タイミングを合わせる」といったたくさんの内容が含まれます。音楽にピッタリ合った時、タイミングよく動けた時には受講生のみなさんから自然と歓声が沸きました。この日初めて会った方同士でも、笑顔で喜び合えるのがリトミックの魅力の一つです。ロープやスズランテープといった身近な道具でのリトミックでは、「こんな使い方ができるのか」といった感想が多くきかれました。明日からは、身近な道具が普段とは違う形で活躍しそうですね!
Bコースは「音楽につながるリトミック」ということで、音列あそびからスタートです。音の並びを前後や高低で動きながら経験していきます。鍵盤の横向きの並びに行きつくまでには、さまざまなアプローチがあることを経験していただけたと思います。その後、市丸先生が2・3歳児を対象に、能塚先生が4・5歳児を対象に音楽的要素に着目した活動を展開されました。
小さな子どもたちでもできる合奏の内容、鍵盤ハーモニカの導入の仕方など、明日からすぐに実践できる内容がたくさんありました。どちらのコースでも「何のためにするのか」という、ねらいや目的をしっかり持つことの大切さと、音の高さ・長さ、音楽の速さ・強さ・ニュアンスなど、それぞれについての活動をたくさん経験し、それを統合していくアプローチの仕方について解説していただきました。これからご自身が現場で実践される上で、とても参考になる内容だったのではないでしょうか。
研修の中で「できた!」「楽しい!」とご自身が感じたこの気持ちを、ぜひ次は子どもたちに経験させてあげてください。帰りにお見送りをしていたところ、今日の内容をいつの保育で実践しようかと話し合っていた先生方がいらっしゃいました。リトミックをする子どもたちの笑顔を想像し、私自身がとてもワクワクしています。この講習をきっかけに、リトミックに興味を持たれた皆さん、今後も一緒に学んでいきましょう。またお会いできることを、スタッフ一同楽しみにしております。

福岡第一支局指導スタッフ 宮本紫乃









【2018年度夏季特別講習会】
平成30年7月29日(日)に夏季特別講習会を開催いたしました。毎年この時期に、多くの方とリトミックを学べることを嬉しく思っています。たくさんのご参加をありがとうございました。
今年度は「子どもの笑顔あふれる時間のために」をテーマといたしました。
リトミックはとても楽しいものです。ですが、参加いただいた方がその楽しさを経験したとしても、園や現場に戻って実践となると難しい、という声がありました。そこで、自分たちが経験したことを子どもたちと一緒に楽しめるように、取り組みやすい題材をたくさん準備しました。
Aコースでは、普段からよく歌ううたや知っているお話をもとにリトミックをしました。「きらきらぼし」の歌や「ももたろう」のお話から広がる楽しい活動に、笑顔いっぱいの研修となりました。また、楽しいだけでなく、その中にあるたくさんのねらいを知り、活動のきっかけを得られたという感想もいただいています。Bコースでは、リズムを分解し複数で表現したり、グループでポーズや表現を考えたりする活動が多くありました。この日初めて出会った方とも力を合わせて取り組まれていました。自分が考えたことを相手にどう伝えようか、限られた時間でどうやってまとめようかとお互いに考えて協力することが、子どもたちに自分の思いを伝えるトレーニングにもなったのではないかと思います。どのグループの表現もとても素敵でした。
今回の研修が、子どもとの笑顔あふれる時間に繋がりますよう、スタッフ一同、心から願っています。

福岡第一支局指導スタッフ 宮本紫乃














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